みなもたび
四国へ旅に出た。
大学時代の友人と。出会いのつながり。
とても貴重な時間だった。
ただただ、海を眺めて、船にゆられて、島を巡った。
ちょっと山にも登ったし、おいしいものも食べた。
美術がテーマの旅でもあった。

思えば、結構欲張りな旅であった。

自分を解放すること。
ただただ、感性に身をゆだねて、無邪気に笑っていた
あの頃のこと。
ちょっとだけ、思い出した。

「自分のことを好きになって、
自分のことをきちんと信じることができれば、
こわいものなんてないんじゃないかって、思うよ。」

旅の終わりに彼女のつぶやいた言葉に、
そう、そうだよね、
とはっとした。

実はなんだか最近笑顔になれないの。
自分のことも好きでないし。
何を信じてよいのかわからなくって。

そんなことを言葉にしたつもりはなかったのだけれど。

私の思いを、
彼女はちゃーんと拾ってくれる。

ありがとう。あなたがいてくれてよかった。

なーんて。まるで恋文ですね。

今回生まれて初めて四国に上陸した、
とてっきり思っていたけれど、
それは私の思い違いで、
5歳の頃、家族と父のお友達家族とで旅したことがあったでしょ、
と今日、母から聞いてびっくりしたというのは、余談。

また彼女と一緒に旅行ができますように。

お互いに、元気ですごしましょうね。